浮気・不倫調査にGPSを使うのは違法?

GPSを使った調査

一歩間違うと違法行為になる可能性がある危険な調査です。

法律で浮気・不倫調査にGPSを使うことは禁止されていません。

だからと言って使用を法律で認めている訳ではありません。

禁止されてないから合法だと決めることは間違いです。

GPSを使った調査が違法とされる場合は、調査の目的や方法によって異なります。

例えば、ストーカー規制法の改正により、監視される対象者の承諾なしにGPS機器などを

使った位置情報の取得や記録をする行為、そしてこれらの装置を取り付ける行為が規制対象に

追加されました。

また、GPS機器を仕掛けるために相手のガレージやマンションの駐車場などに立ち入ったり

すると、刑法第130条の住居侵入罪、または建造物侵入罪に問われるおそれがあります。

他にも

プライバシー権の侵害にも接触することがあります。

プライバシー権は全ての人に適応されますので

例え、浮気や不倫をしている人でも、この権利は守られます。

夫婦間でも適応されます。

最近ではスマホなどのモバイル端末に相手の位置情報を取得するアプリが沢山

ありますが、持ち主の許可なく行えば違法行為です。

不正アクセス禁止法不正指令電磁的記録強要罪に該当します。

これも例え夫婦間であっても同じです。

注意するべき法律

➀ストーカー規制法

➁プライバシー権の侵害

➂住居侵入罪

➃建造物侵入罪

⑤不正アクセス禁止法

⑥不正指令電磁的共用罪

これらに該当すると違法行為になり浮気・不倫が事実であっても

集めた証拠が裁判において認められない可能性があります。

これから、探偵会社の依頼を検討される方は探偵会社に全てを任せるのではなく

依頼者も調査方法の違法性があるかの再確認をしましょう。

また、何処までがボーダーラインであるかの説明を丁寧にしてくれる会社は

信頼性が高いといえるでしょう。