真夜中に徘徊する園児
30年以上前の話,実話です。
当時、中学3年生だつた私は三河地方の某都市に住んでいました。
父子家庭だった事と、いつも4,5人の悪ガキが家に集まっていたので近所からは白い目で
見られてはずでしょう。
そんなある日の学校帰りに3人の園児が私の前を歩いて帰宅していました。
中学生の方が歩く速度の方が早いので、丁度家の前で、追いつきましたが
3人の園児の一人は蹴られたい、殴られたりして泣いてました。
丁度、横並びになった時に「君達は友達でしょう。
友達とは仲良くしなきゃダメだよ」
と声を掛けました。イジメていた二人は驚いて走って逃げて行きましたが、
その中の一人は私の3軒隣の子で
顔も認知していました、なんなら同級生の弟でした。
イジメられて子はありがとうと言いにっこり屈託のない笑顔で走って帰りました。
当日、日付が変わり深夜1時頃に玄関が開き「お兄ちゃん、お兄ちゃん」と
呼ぶ声がが聞こえました。
当時は、玄関に鍵をする習慣がなかったんです!
少し、驚いて玄関に行くと夕方助けた園児が「暇だから遊びに来たと」言いました。
頼むから帰って欲しいと思いながら玄関先には上げずに家まで送ります。
こんな時間に家を出てくるなんて、頭がおかしいじゃないのかと思い、
すぐに家に送りました。
話を聞くと、お父さんと新しいお母さんとお婆ちゃんと住んでるとの事でしたが、
その当時は、異母弟や異母妹なんて言葉は知らずに
もしかして、言葉も知らずに育児放棄をされてるのかなと感じました。
家はお寺さんでした。朝から、太鼓を叩くことで地方では有名なお寺さんです。
その後も、二回程、深夜に自宅に来ました
「もう、夜に俺の家に来たら駄目だぞ、流石に怒りが沸き念をを押して帰しました」
「いつなら、いいの?]
いつでも、嫌だわとおもいながら
「夕方前で、明るいうちなら来ても良いよ」と
答えたのが、悪縁の始まりだった。
後日に続きます。