中坊Aとの対決!

高校を卒業して、就職したので一軒家を借りた。

以前に住んでいた隣の町内だ。

一週間もしない内に園児、中坊Aと再会した。

自宅に帰る道中で、前から中学生が歩いていた。

一人は茶髪、一人は真面目そうな感じ。

茶髪の中学生が真面目そうな学生の肩に手を回して、空いた右手で顔にパンチを入れた。

今でも、こんな分かりやすいヤンキーがいるんだと思い見て9いたら

中坊Aが「お兄ちゃん」と声を掛けてきた。

あの時の、園児じゃないかと少し驚いたが

殴られたこの子には「もう、帰りな」とつたえて

中坊Aに「お前、今何してたんだ?恐喝か、見っともないし、恰好悪いぞ」

友達だし、お金も取ってないと言う。確かにお金を取る所は見ていなかった。

住んでる家もバレてしまった。

また、遊びに来て良いか聞かれる。

本当は嫌だったが、「たまになら良いぞ」と答えてしまった。

週に1,2回顔を出すようになった。

2回程、子分みたいな中坊Bも連れてきた。

その度に、10分程度の話をして、すぐに帰らした。

話も合わないし、笑うと可愛いが昔ほどの笑顔ではない。

ある月の月末に帰宅すると数分後にに中坊Aが来たが、今から風呂に入ると伝え

帰ってもらい風呂に入った。

しかし、10分程度で風呂を出ると仕事用のバッグの位置が変わっていた。

この時もそうだが。私は在宅中には家の施錠をするという習慣は無かった。

確認すると、給料日だったので財布に現金10万円を入れていたが3万円しかない、プラス月末だったので

取引先から28万円集金したが、そっちは手つかず。

直ぐに、警察に電話したのだが被害額の少なさか、相手が中学生だからか、革製の財布から

指紋は取れるか聞いたが

当時の技術では、無理と言われた。

メンドクサイが自分でケリを付けるしかない。

8,9割、中坊Aが犯人だと確信はあったが証明できる証拠は無い。

取り合えず、明日、中学校に乗り込もう幸い同じ母校だし、証拠不全は勢いで

なんとでもなるわと思い

その日は怒りと共に寝た。

翌日、会社には昼から出社になると電話を入れて

朝、10時には中学校に乗り込みました。

次回に続きます